2009年11月:カテゴリー

10月

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10月5日(月)
 3年生 第1学期の始まり。この学年の授業は月曜日・水曜日の午前8時半から10時20分まで。10分の休憩をはさんで50分ずつの授業を行う。初日は8人参加。次男と同じ20歳の人達だが、わが子が幼い子供に思えてしまう。

1年生の授業はプレゼン後の4時20分頃から始めた。プレゼンでは私が用意した日本語・日本の文化についての英語の原稿を学部長のマルタさんがポーランド語に訳して学生たちに伝える。でも参加者6人中5人が中国語を選ぶ。理由は私がポーランド語を話せないからだと言われた。媒介語がないと不安かしら?プレゼン後の授業はおばさんが日本人なので、話せるようになりたいと言っているベロニカさん一人。


10月6日(火)
 授業で使うものと宿題を秘書のイザさんにプリントアウトしていただく。USBに入れたものを印刷するのだが、パソコンに日本語の言語設定がされていないために印刷ができるものとできないものがある。明日、イザさんのパソコンに日本語の言語設定をさせていただくことにした。(できるかどうかわからないけど)


10月7日(水)
 3年生の授業2回目。前半の授業は3人。後半の授業に4人加わって計7人となる。生徒たちの様子は前回の授業でわかった。そこで始業前に①授業開始時と終了時のあいさつ。②ノートとペンを必ず持ってくる。(前回、何も持っていない生徒がいた)③宿題をしてくる。(前回渡した宿題は全員がしてきていた)④時間通りに来る。の四点の注意を伝える。ひらがな未定着の生徒もいるが、全員しっかりノートをとり、わからないことを質問してくる。・・・・というのは初回だけだった。

 1年の授業も2回目だが、プレゼンに来なかった学生も加わって5人で授業を始める。日本語に触れるのは全員、全く初めてということで興味津々。質問もあるし、おもしろい。


10月9日(土)
 学校が休みの昨日とは違って今日は朝から学内がにぎやか。授業で使う資料をプリントアウトするために教師控室に行くと数人の先生と学生が出入りしている。秘書のイザさんは忙しそう。日本語モードが使えるようにした私用のパソコンを用意していただいているので、それでプリントアウト。でも教師用のコピー室が休みなので、来週の月曜日は始業前の8時に飛び込んでコピーしなければいけない。

 午後からワジェンキ公園に行こうと出かけたが、途中でお腹がすいたので結局スーパーで食材を買って部屋に帰る。それでもいい散歩になった。

the begining of winter 1.JPG

10月12日(月)
 3年生3回目の授業。遅刻組、休憩が長すぎる学生がいる。日本の母をなめるなよ~。
 また前歯(作り物)が欠けたのでマルタさんに学校の近くの歯医者に連れて行ってもらう。ポーランドに来て3回目。一時的な治療だから全部作り直さないといけない、と言われたがどうしたらいいかわからない。食べることが楽しみの私にとって、前歯を使わないように気をつけながら食べるのは辛い。


10月13日(火)
 アッパービジネス英語のクラスに参加。教師控室で英語教師のイオラさんと話をしたのがきっかけで彼女がクラスに誘ってくれたのだ。内容はなんとなくわかるが私は本文を読むスピードが遅いし、要約のスピーチができない。しかも読む先から何が書いてあったのか忘れてしまう。一番できなくて情けないのが自分の意見を言うことだ。言いたいことはあってもそれを英語で言えない。でも指導テンポにはついていけるので、このクラスで英語のレベルアップを図っていこう。


10月14日(水)
 初雪。しかも吹雪いている。学生の話だとこれがポーランドだということ。今日から冬に入った。


10月15日(木)
 ワルシャワ第63高校に行く。今日は初顔合わせのミーティングだと思っていたら、いきなり教室に連れていかれて初心者(二人)の授業。何曜日の何時からは学生との話し合いによるとのこと。授業後、3年生二人が私を待っていたが彼女たちの授業日もまだ未定。来週から授業を開始する予定。


10月16日(金)
 日本文化フェスティバルの手伝いのため、ワルシャワセンター駅6:45発のインターシティーでレグニツァに行く。途中ブロツワフで研修仲間の志賀悟さんと合流。列車が40分遅れたため、ホテルに入ったのは3:20頃。長い旅だった。
その後、さっそく着物に着替えてホテルの近くにあるガレリア(大きいショッピングモール)でフェスティバルに参加。


iai1.JPGのサムネール画像musya.JPGのサムネール画像

着物姿の披露、居合、極真会空手そして茶道の紹介が行われる。

folk costume.JPGのサムネール画像


10月17日(土)
 フェスティバル二日目。吉田先生が折り紙指導、奥様のバーシャさんが水墨画の指導をする。参加者はみんな真剣に取り組んでいた。

origami1.JPGsyodou.JPG


10月18日(日)
 レグニツァ8:18発の特急列車でワルシャワまで乗り換えをしないで帰る。途中のブロツワフとウッジまでは研修仲間と一緒だったので、8時間の長旅も苦にならなかった。
cake.JPG
このフェスティバルのお手伝いをさせていただいたことは、日本文化紹介についてのいい勉強になった。


10月19日(月)
 午後3時からモニカさんのキャッチアップをする。彼女は4回目の授業から加わった1年生。語学留学でイギリスに行った時にフラットと学校が同じだった日本人の女の子と仲良くなったので、彼女に日本語でメールを送りたいとのこと。がんばってね、モニカさん。


10月21日(水)
 3年生クラスは6回目。今日初めて2人の女の子が来た。もちろん彼女たちは1年生の時から日本語クラスにいるのだが、一人はひらがなも質問も全くできず。もう一人もひらがなはできるが質問文型ができない。遅刻、欠席も当たり前。注意を与えたが来週はどうするのか。

 今日は1年生のクラスもあったが、すでにこのクラスのほうが3年生の日本語力よりも上回っている。が、定着をしっかりしたいので、ゆっくり進むことにしよう。女の子たちの提案で休憩なしの90分授業をする。


10月23日(金)
 日本文化広報センターに行く。住所を知らないと、外見からはどの建物が広報センターなのか分からない。重厚な扉を開けて入るとその中にまたテナントがいくつもある。迷って迷って4階の広報センターにやっと着く。そこでは日本に関する資料、本、DVDなどの閲覧ができ、貸出しをしてもらえる。ナルトの原画が載っている本と、日本に関するDVDを2つ借りる。私は情けないけど日本人でありながら日本についてよく知らない。ポーランドにいる間、広報センターにある資料を利用したい。

10月26日(月)
 マルタさんの誘いでPWSBiAの重役会に出席。今年度の学校運営役員(おそらくこのネーミングが一番合っていると思う)と学部長に立派な証明書が手渡された。マルタさんはどちらにも名を連ねている。一番若くて、しかも女性。役員であり、学部長であり、英語の講師であり、小学生の子供さんが二人いる母でもある。こんな素敵な女性の下で日本語講師として毎日を過ごせてとてもうれしい。学長の話はポーランド語なのでさっぱりわからなかったが、時々マルタさんが英訳をしてくれたし、何よりも大切な場に参加させてもらったことはいい経験になった。マルタさんも私が出席したことをとても喜んでくれた。


10月27日(火)
 大学では授業以外に日本語講座を開きたいのだが、なかなか人が集まらないらしい。私の作るポースターでよかったら、と提案したところマルタさんが是非そうしてくださいとおっしゃったので数枚作って校内の掲示板に貼る。

advertisement 1.JPGのサムネール画像


advertisement 2.JPGのサムネール画像

土日に来る人達が見てくれるといいのだが。


 1年生クラスに2人新しく加わることになった。すでに90分授業を7回終わっているのでこの時点で新しい生徒が授業内容に追い付くのは難しい。マルタさんに生徒が増えるのはうれしいけれど、もうこれ以上は入れないで欲しいとお願いしたところ、すでに締め切りは過ぎているのだけれど生徒はお金を払っているので断れないからどうしようもないと言われる。キャッチアップができればいいけれど・・・しかも登録したにもかかわらず来たのは一人だけ。


10月28日(水)
 今日も新登録生徒の一人は来なかった。できる限りのキャッチアップはするつもりだが、本人にやる気がなかったら本当に難しいと思う。もう一人の生徒は明るい女の子のカロリーナさん。キャッチアップする気が十分あるし、今日の授業も分からないなりにも参加していた。よ~し、私も頑張ろう!

 授業が終わって久しぶりにワジェンキ公園に行く。最近よく振る雨のためにしっとりと濡れた落ち葉を踏みながら、宮殿に向かう。
squirrel in the park.JPG
冬支度なのかリスが木の実を探し回っている。
peacock in the park.JPG
クジャクはいつ見ても優雅だ。人が50センチほど近くを通っても逃げようとしない。公衆道徳に反する人がいないからだろう。子供も追いかけたりしない。
what is he thinking.JPGlazienkowski palace.JPG


 以前から食べたいと思っていたワッフルをついに食べる。8zlt以上だったらやめようと思っていたけど6.5zltのワッフルがあった。
price.JPG
でもメニューを見てもわからないしお店の人にポーランド語で聞くことができないので、そこにいたカップルにポーランド語と英語のミックスで「あなたたちが食べているのはどれ?」と尋ねた。親切に教えてくれたし、男の子は自分もポーランド語ができないときは大変だったと言っていた。
nice couple.JPG
写真にも笑顔で写ってくれて感謝。でもクリームを乗せたワッフルの注文ができなくて語学力の無さが悔やまれる。

my waffle.JPG


10月28日(水)
 久しぶりに出席した生徒たちにひらがなテストをする。やはり書けない。このままだと出席とライティングポイントがゼロだと言い渡し、五十音を40書く宿題を与える。これは学部長とさらに上の主任教授との話し合いで、宿題をたくさん課すということになったからだ。

10月29日(木)
高校に行ったら新しく三人が加わっていた。木曜日のクラスは合計9人。みんな頑張って続けて来てほしい。


10月30日(金)
 高校から、自分で定期を買いに行くように言われたのでセンターに行くのにバスの時間を見て出たつもりが2回も乗り遅れてしまって、気持が暗くなった。
しかも案の定、窓口で言っていることがわからない。と、そこに天使が現れた。申し込み、支払い、今日から有効の手続きをするまでの一連を、なんと日本語で教えてくれた女性がいたのだ。彼女はワルシャワ大学日本語学科を卒業して筑波大学に留学をし、今はアカデミーで日本語の研究を続けているという。広いワルシャワで、私の後ろに並んでいたポーランド人が日本語を話す人だったなんて誰が思っただろうか。こんなに素晴らしい偶然の出会いに感謝。



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