12月
12月4日(金)
高校3年生のクラスに1年生のアリツィアさんが同席するようになる。アリツィアさんはまだ5回しか日本語指導を受けていないが漫画好きなのでひらがなをサッと覚え、理解も早い。3年生のアンジェリカさんとアグニュシカさんも彼女のために席を作ってくれるいい先輩達。
12月5日(土)
ポーランド日本語教師勉強会にアイセア代表として出席。今年の夏にアルザスで行われたヨーロッパ日本語教師研修会の参加報告をワークショップを交えてながら聞く。ポーランドで長年日本語教師として活動していらっしゃる先生方と一緒に勉強ができてうれしい。
勉強会の後、ブロツワフ経済大学で日本語を教えているアイセアメンバーの平塚さんと悟さんとセンターで会う。明日のJLPTの試験監督のため二人は今夜、私の宿舎であるホテルに宿泊。ホテルの一室で晩御飯を食べながらお酒を飲み、深夜までいっぱいおしゃべり。
12月6日(日)
JLPT試験監督のため、会場のポ日情報工科大学に行く前に、ウッジから到着する吉田先生始め、吉田ファミリー(アイセアメンバーとJOKAの容子さん、お嬢さんの泉さん)を駅のホームで出迎える。会場設置の手伝いをした後、試験に関する説明を受けてそれぞれの持ち場につく。私の持ち場は障害があるために受験方法を考慮した特別4級。私と泉さん、マルタさんとアニャさんの2組4人で交代しながら担当。受験者は時間いっぱい何回も見直しをして試験に取り組む。全て終了して帰る時に握手をしたらみんなすごくいい笑顔で答えてくれた。合格しますように!
12月7日(月)
いつもの教室C-4の入口にあるインフォメーションボードにクリスマスツリー(色紙で作ったもの)を貼る。生徒たちが手伝って折ってくれた折り紙のツリー。今日の3年生クラスでは手裏剣を作る。完成品が何なのかを言わなかったので、出来上がりが手裏剣だとわかるとオォーの声。さっそく皆で「学校で手裏剣を投げます。手裏剣を投げました。」を発声しながら投げる。
その後、小さい手裏剣を作ってツリーに貼ってもらう。自分たちのツリーに満足そう。
学校のジムでエアロビを始める。エアロビを勉強している学生が先生。学科長のマルタさんから「人数が足らないので参加してほしい」と要請があった。週1回のヨガが先生の都合で今月いっぱいで終わるので、ちょうどいいタイミング。明日、身体が痛いかも・・・
12月9日(水)
書道で『月・火・水』の漢字を覚えさせる。筆で書く時は筆順を守るのに、黒板に書かせると全く違う。正しく書くように指導するが頑として言うことを聞かない・・・土日の授業で学校に来ているという中年の(若いかも?)男性が参加を申し出たので一緒にする。月は『つき』火は『ひ』・・と説明するとノートに書く。
12月11日(金)
高校1年生のアイツィアさんがリラッくまのぬいぐるみを見るなり、「かわいい!」を連発。レッスン中もずっと抱いていて離さない。日本で買ってきて欲しいとのリクエスト。
ウッジに行くため高校からセンター駅に直行し、7時にウッジのファブリッツナ駅に到着。マイカさんが迎えに来てくれる。明日クラコフに行くため、コノパツキ家に泊めてもらう。
12月12日(土)
マイカさんが作ってくれた朝ごはんと昼ごはんのお弁当を持って早朝、バス『日本人とポーランド人交流ツアー』でクラコフに向かう。11時頃クラコフに到着。チニエッツ修道院・ブロノヴィッツェの歴史作家の記念館・日本美術、技術センター"マンガ館"を見学。
チニエッツ修道院は修復や増築を繰り返しているが、古くは10世紀以前の建物もある。
マンガ館についてはずっと日本の漫画を展示している所だと思っていたが、『マンガ』は日本美術マニアだった人の名前だと初めて知って恥ずかしい思いをする。彼のコレクションは4600点にものぼる浮世絵で、安藤広重など浮世絵史上で重要視される作家の作品がほとんど揃っているという。現在ここで日本語や日本文化の講座などが開かれ、日本とポーランドの友好の場の重要な場となっている。夕食後、容子さん・悟さんと二人のかわいいポーランド学生と広場のバザールでおいしいホットワインを飲む。
12月13日(日)
宿泊したユースを後にして、有名人が眠っている墓のある修道院・バベル城などを散策。
ガイドがついたが残念ながらポーランド語だったので何がなんだかさっぱりわからなくて正直、昨日からマイナスの世界になった寒~~い戸外で暇をもてあましていた。
その後の自由時間にまた広場でおいしいソーセージを食べながら、ホットワインを飲む。ホットワインはシナモンや果物の味と香りがして本当においしいし、マイナスの気温の中で飲むからか身体が温まる。
日本に深く興味を持っているポーランドの人達との交流時間を持つことはなかなかできないことなので、このツアーに参加してよかったと思う。
12月14日(月)
授業に間に合うように朝6時前の電車でワルシャワに帰る。土曜日から低下した気温の中を二日間歩き回ったせいか体中が固くなって痛くて、頭も痛い。でも、授業は楽しいのでその間は頭の痛さも忘れる。
今日初めて授業にきた生徒がいてびっくり。彼はずっとしていた仕事の時間帯が変わったのでこれから授業に来るという。出席数を数えて最低限の授業に出る生徒がいると聞いていたが、本当みたい。ん~~~~どうしたものか・・
ポーランドのネットシステム変更のため10日間近くインターネットにつながらないというトラブルで困っていたが、生徒のマルチンさんと今日初めて来たクラウデッシュさんが解消してくれる。機種によって大丈夫なものとそうでないものがあったらしい。私と同じトラブルがあった男の子も一緒に居たが、なんと彼が「僕はあなたのクラスの生徒です。」と言う。ん~~~~どうしたものか。マルチンさんとクラウディッシュさんが「PCを直したのだから日本語の単位をくれ」と言ったが、それは別問題。だがお寿司を作ること+今後の日本語の授業に全て出席することで交渉成立。もちろん、後から名乗り出た男の子の出席も約束させる。
12月15日(火)
最近態度がよくない1年生のテストをする。テストですら遅刻してくるからびっくり。そしてテストのカンニングは当たり前ということも聞いているので、ボールペンだけを持たせて離れて座らせるが他の生徒に答えをもらおうとする生徒がいる。
「席を立ったり、話をしたらポイントゼロ!」と宣言。ひらがなを覚えていないし、テスト勉強もしていないので当然時間も足らない。1時間目が終わったところで明日、続きをすることを言い渡す。これは精一杯のおまけ。
2時限目にワルシャワ在住の馬場さんが授業の手伝いをしてくださる。今まで勉強した『こそあど』と『いくらですか』を使って買い物をするロールプレイ。店員側の生徒のアシストを馬場さんが、お客側の生徒のアシストを私が担当。生徒も先生がもう一人いることで少し緊張。馬場さん、ありがとうございました。
12月16日(水)
3年生のクラスに先週、書道に来たマチェックさんが入る。彼はメディカル大学のコンピューターの先生で、この夏に韓国にいる友達を訪ねがてら、日本にも行くという。今日の授業は自己紹介ができるための名詞文・動詞文・形容詞文。2限目にアニメを見る。
1年クラスはテストの続き。昨日テスト問題を見ているので、テスト勉強はできたはずだけど?・・・・でも少しづつひらがなが書けるようになってきているから進歩。
12月17日(木)
朝カーテンを開けると雪景色。土曜日以降、気温はマイナスで、昨日からは最高でも-5℃で最低は-10℃。高校での授業が終わってから、靴屋で防寒+滑らないブーツを探してみよう。
12月19日(土)
外国語指導の先生方のクリスマスティタイムがあり、招待してもらう。手作りのケーキがおいしい。ポーランド語の会話だが、ほとんどが英語の先生なので時々英語に通訳してくれて話に参加。
午後はイオラさん(英語の先生)の自宅に招待される。ワルシャワ郊外の閑静な住宅地の一軒家で庭が広く、素敵なおうち。
ご主人のトーメックさんとイオラさんと三人でおいしいウォッカやワインを飲みながら、ポーランド料理をいただく。話題は日本について。日本の家庭、経済、教育などなど。6時間の楽しい時間があっという間に過ぎる。
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